「いい子に育てると犯罪者になります」を読んだ。
岡本茂樹のいい子にそだてると犯罪者になるを読んだ。
岡本茂樹さんの本を読むのは二冊目、一冊目は反省させると犯罪者になりますを読んだ。
どちらもテーマとしては、犯罪者や、少年院にはいるような子供は、抑圧されているのだから、反省させるといった新たな抑圧を与えるとより苦しくさせてしまうという考え。
本書でも同じテーマをくりかえしているともいえるが、最後の6章の子育ての文章はまとまっていて読み応えがあった。
大事なのは、自分の考えをあらわせるようになること。そのためにも親が気持ちをいいなさいというのではなくて、親自身が自分の気持ちをあらわすようにすると、子供も自分の気持ちをはなせるようになる。
思考でなく、感情を重視すること。
しつけではなく、よい生活習慣を身につけること。よい生活習慣とは思っていること、考えていることを、はっきり言えること。
自信とは、自分は自分でよいと思えること。
親に甘えられることが大事。甘えられるとは話をきく、スキンシップ、ほめること。
反抗期ではなく、自己表明期。
反抗期がなかったという子供は、それだけ抑圧されてる。
ほめ方で気をつける。
えらいね、立派だねはNG
えらくない、りっぱでない子供を軽蔑するようになる。他社と比べるようなことはいわない。
具体的には、うれしい、ありがとうと声に出すこと。
比較していいいのは、個人の成長。
ほめる場面も気をつける。
一人の時にほめるようにする。