一番やさしい教える技術を読んだ。
向後千春さんのいちばんやさしい教える技術を読みました。
非常に読みやすい本で、教えるという漠然とした行為をわかりやすくときほぐしてくれる本でした。
教えた気になるのではなく、相手の行動が変わってはじめて教えたといえる。というのはなかなか難しいです。
自分を振り返っても、怒ってしまって丁寧に教えることはできていませんでした。この本の要点は折りに触れて見返そうと思います。
前提として、おこってしまったり、怒鳴りつけたりすることはNG。
教えるとは
①できなかったことができるようになること
教えたつもりは教えたうちにはいりません。相手が変化してはじめて教えたということになります。
②相手に合わせて、教え方を変える。
自分なりの方や、やり方をなぞって教えることは教えたことにならない。
教えるということは、コミュニケーションということ。
③相手の行動を変える。
大事なのは具体的なゴールをもてているかどうかということ。
具体的な指示、具体的なゴールをもっておしえているかどうか、何となくとか自分の思いこみをもとにすすめていないかどうか。のチェックが必要。
教え方のルール10箇条
①熱意よりも何をどうすればいいのか具体的な指示を
②「教えた」かどうかは「学ん側が学んだかどうか」で考える。
③結果が思わしくないものは、すべて教える側の責任
④上手に教えたいならコミュニケーション上手になる。
⑤教えるときは相手をよく観察して相手の状況をつかむ。
⑥相手にとってちょうどいい知識を与える。
⑦相手に教えたことを練習させて結果をフィードバックする。
⑧相手にできるようになってほしい具体的なゴールを決める。
⑨相手の「心」は変えられないが、「行動」は変えられる。
⑩ゴールは必ず「行動」として設定する。
具体的なゴールは3つに分けることができる
①行動スキル;お箸を持つ、自転車にのる。
→×しかる
○ごほうび、サプライズ、スモールステップ、フィードバック
②認知スキル;英単語を覚える、伝わりやすい文章を書く。
→記憶、繰り返す、分散学習
知っていることと結びつける
相手が聴覚型か視覚型か
問題解決 解くパターンを習得させる。
はなす、書く、ノートを取る習慣
文章の型、小さなステップを教える。スピーチメモをつくり練習。
③態度スキル;金銭感覚を養う、モチベーションを上げる。リーダーシップをとる。
→ してほしい、なってほしいことをなぜ必要なの相手に気づかせるような質問をして、目を向けさせる。答えを引き出す。コーチング
コーチング、GROW
goal
reality
options
what,when,who,WILL